パンやパスタが主食な国も多い海外。小麦を食べる機会がもともと多かったからこそなのか、健康のためにグルテンフリーへの関心や取り組みも日本より盛ん。日本で購入できるグルテンフリー商品も海外からの輸入品であることもよくあり、グルテンフリーな商品も日本よりも色々な種類があるようです。
では、そんな海外にはどんなグルテンフリーな商品があるのか?日本でまだ発売されていない、目新しいものがないか調べてみました。
2023年11月にに海外のグルテンフリー事情を調べなおしています!
海外グルテンフリー事情・お菓子編
小麦を避けつつおやつを楽しむのは、実際にやってみると実は日本でも可能。「グルテンフリー」と表示されていることがほとんどないため、原材料を確認しつつ選ぶ必要はありますが米が主原料になるおせんべいやお団子、小豆が主原料の洋かんなどの和菓子など小麦不使用なおやつは実はたくさんの種類があります。
一方、クッキーに関しては米粉で作られたものが日本にもあるものの、自然食品やオーガニック食品を扱うスーパーなどで探さないと見つけることができません。
そのため、普通のスーパーでも扱っているようなクッキーやスナック菓子にグルテンフリー商品はあるのか海外事情をチェックしてみました。
OREO(オレオ) グルテンフリー
2021年1月にちょうど発売されたばかりだそうですが、日本でもおなじみのオレオになんとグルテンフリー商品があります。
公式サイトによると原材料は以下の通り。
INGREDIENTS
出典:OREO Gluten Free Chocolate Sandwich Cookies商品情報ページ
SUGAR, WHITE RICE FLOUR, TAPIOCA STARCH, PALM OIL, CANOLA OIL, WHOLE OAT FLOUR, CORNSTARCH, COCOA (PROCESSED WITH ALKALI), INVERT SUGAR, SOY LECITHIN, BAKING SODA, SALT, XANTHAN GUM, CHOCOLATE, ARTIFICIAL FLAVOR.
日本で販売しているオレオには原材料のトップに小麦粉が記載されており、おそらくクッキー部分に小麦粉を使っています。このグルテンフリーオレオでは小麦粉の代わりに”gluten free flour(グルテンフリー粉)”を使っていると記載があり、米粉やタピオカ粉・オーツ麦粉などを代わりに使いグルテンフリーを実現しているようです。
日本のオレオバニラクリームの原材料と見比べてみると全然違うのがわかります。
原材料:小麦粉、砂糖、植物油脂、ココアパウダー、コーンスターチ、食塩/膨張剤、乳化剤、香料、酸味料、酸化防止剤(V.C、V.E)、(一部に小麦・大豆を含む)
出典:ナビスコ オレオ公式サイト
海外の人もオレオにグルテンフリーが発売されたのに驚いている様子もありますが、試した人の反応を見るとグルテンフリーなのに味についても申し分ない様子。
普通に美味しいなんて羨ましいですね!日本でもグルテンフリーバージョンが発売されるといいのですが。
Kit kat Mini eggs (キットカット ミニエッグ)
こちらも日本でお馴染みのお菓子、キットカット。ミニエッグという商品が海外では販売されていて、パッケージでアピールされていないものグルテンフリーな様子。
公式ツイッターが質問に答える形で、グルテンフリーだと確認しています。
卵型の見た目がかわいい商品ですが、こちらはおそらくイースター向けに販売された商品。期間限定の商品の可能性もあります。他のキットカットはグルテンフリーではないようなので、キットカットのグルテンフリー版が通常販売されるのはまだ先になるのかもしれません。
海外グルテンフリー事情・主食編
グルテンフリーのパスタは既にたくさん日本にも輸入されているので省きますが、パスタ以外の主食級商品にもグルテンフリーなものが市販されているようです。
シリアルや変わり種パスタなど、グルテンフリーで主食に使える商品も探してみました。
Kelloge(ケロッグ)のグルテンフリー商品
日本でもシリアルでお馴染みのケロッグ。ケロッグのオーストラリアサイトで紹介されているように、海外ではグルテンフリーとパッケージでアピールするフレークタイプのシリアルやビスケットがいくつか販売されているようです。
INGREDIENTS:
Corn (91%), sugar, salt, vitamins (vitamin E, niacin, vitamin B6, thiamin, riboflavin, folate), minerals (iron, zinc oxide).
Kellogg’s® Corn Flakes Gluten Free商品情報ページ商品情報ページより引用
INGREDIENTS:
出典:Kellogg’s® Baked Muesli Breakfast Biscuits Gluten Free Apricot, Fig & Raisin商品情報ページ
Gluten free flour (rice flour, modified tapioca starch, maize starch, soy flour, emulsifier [soy lecithin], thickeners [415, 412, 464]), dried fruit (figs [4.5%], apricots [4.5%][preservative (220)], raisins [4%]), sunflower oil, invert syrup, modified starch (1422), sugar, vegetable fibre (chicory), honey, humectant (glycerol), raising agents (ammonium bicarbonate, sodium bicarbonate), natural flavour, salt.
ただ、日本でも手に入るシリアルでもフレークタイプであれば普通にグルテンを含んでいないものはあります。コーンフレークやコーンフロスティなどはとうもろこし主体で小麦が入っておらず、グルテンを含んでいないはず。一方でオールブランなど小麦ががっつりメイン原材料であるシリアルの存在も。
海外ではグルテンを含まないシリアルはグルテンフリーとしっかり明記して販売しているのかもしれません。原材料は以下になります:
コーンフレーク原材料
出典:ケロッグ コーンフレーク商品情報ページ
コーングリッツ(非遺伝子組換え)、砂糖、麦芽エキス、食塩、ぶどう糖果糖液糖 / ビタミンC、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤(大豆由来)、ナイアシン、鉄、酸味料、ビタミンB2 、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンD
コーンフレークを比べたところ麦芽エキスやビタミンなどに違いはあるものの、とうもろこしが主な原材料になっている点は日本でも海外でも同じようです。
日本でシリアルを選ぶ際は、原材料をしっかりチェックして小麦粉や小麦ふすまといったグルテンを含む材料を避ければよいかと思います。
Kraft Gluten Free Macaroni & Cheese (クラフトグルテンフリーマカロニ&チーズ)
また、マカロニと名付けられていますがグルテンフリーパスタとチーズをセットにした、健康志向というよりも味・ボリューム重視のカロリーが高そうな商品に関してもグルテンフリーな商品があるようです。
マカロニ&チーズという商品は以前から販売されていたようですが、グルテンフリー版は2020年11月にアメリカで発売されたばかりの、比較的新しい商品の様子。
公式サイトには商品画像が載っていないものの、原材料など商品情報が記載されています。
Ingredients
出典:クラフト グルテンフリーマカロニ&チーズ商品情報ページ
GLUTEN FREE PASTA (CORN FLOUR, BROWN RICE FLOUR), CHEESE SAUCE MIX (WHEY, MILKFAT, MILK PROTEIN CONCENTRATE, SALT, SODIUM TRIPHOSPHATE, CONTAINS LESS THAN 2% OF CITRIC ACID, LACTIC ACID, SODIUM PHOSPHATE, CALCIUM PHOSPHATE, WITH PAPRIKA, TURMERIC, AND ANNATTO ADDED FOR COLOR, ENZYMES, CHEESE CULTURE).
日本だとグルテンフリーに気をつけている人は小麦アレルギーである場合の他にダイエット目的や健康志向な場合が多いと思うのですが、海外にはダイエット関係ないような商品にもグルテンフリー需要がある様子。
ジャンクフード的な商品にもグルテンフリーがあるということは、グルテンフリーがかなり浸透しているということなのかもしれません。
いかがでしたか?2021年4月現在で見つけられた海外の少し珍しいグルテンフリー食品を紹介しました。何か参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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